はじめに |
陶片はどこにでもあります。まずは近くの海岸や川を覗いてみてください。干潟にも、砂浜の海岸にも陶片はあります。川の場合は、干潮時、川床が現れる河口付近か、水量の少ない浅瀬を歩いて探します。
※ このブログは日記形式でなく、普通のホームページのように、上から読んでいくことを想定して作ってあります。
海岸や川には戦前や江戸時代の陶片が幾らでもあります。貴重な面白いモノですが、珍しいモノではありません。拾ってみませんか。最初の日から拾えます。
by 10hen-kiso カテゴリ
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2007年 10月 03日
海岸や川を歩いて古い陶片を探してみませんか。まず骨董の本でも読んで知識を得てから、なんて思わないでください。知識の多くは拾いながら覚えることができます。まず海に川に出てみましょう。とはいえ、知っていれば便利なことも幾つかあります。そして古い陶磁器の本などは多くても、海岸で拾うために書かれてはいません。そこで、ここでは陶片探しの最初の日を楽しむために書いてみました。海岸陶片探し、2~3回分のお試しセット的知識です。
陶片はどこにでもあります。まずは近くの海岸や川を覗いてみてください。干潟にも、砂浜の海岸にも陶片はあります。川の場合は、干潮時、川床が現れる河口付近か、水量の少ない浅瀬を歩いて探します。 ※ このブログは日記形式でなく、普通のホームページのように、上から読んでいくことを想定して作ってあります。 #
by 10hen-kiso
| 2007-10-03 22:17
| はじめに
2007年 10月 02日
特に多いものと、見分けやすいものを中心に載せてみました。どれも日常の雑器で、飯茶碗、小皿、湯のみの類いですが、中段右端の数センチの小皿2つは紅を入れた容器、紅皿です。江戸陶片は、すぐそばの海岸や川に、あっけないほど簡単に転がっていると思います。ホンモノはたくさんあるのです。 #
by 10hen-kiso
| 2007-10-02 00:17
| 江戸陶片の特徴
2007年 09月 20日
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by 10hen-kiso
| 2007-09-20 08:08
| 江戸陶片の特徴
2007年 08月 28日
どこにでもある古い陶片ですが、初めての陶片探しで、運の良い出会いをするには幾らかコツがあります。まず、近くの海岸や川の中で、古い陶片の出る確率の高そうな場所があれば、そこから探して見ましょう。
コーラやジュースの瓶、化粧品容器などが目立つ場所があれば、そこはある程度古い陶片があるはずです。現在では飲み物はペットボトルや缶、紙パックになり、私達の生活から、いつの間にか使い捨てのガラス容器が消えています。海岸や川のガラス瓶には、昭和40年代までのものが多いのです。経済価値が高ければ、海岸線などあっという間に変わってしまう日本で、30年以上も昔のものが残っている場所なんです。そんな場所には古い陶片もあります。特にコカ・コーラの瓶は、特徴のある形のために、橋の上からでも判断できて便利です。ただし、ドリンク剤の瓶だけは判断の対象からはずした方がいいでしょうね。 もし、一目で陶片がたくさんあるようなら、実はそれだけで、そこは拾うべき場所です。なぜなら現在では、不燃ゴミの回収システムとプラスチック製品の普及で、陶磁器が海岸や川に捨てられる機会が減っているため、陶片の多くが昭和40年代以前の可能性が高いからです。なんだ昭和40年代かと思うかもしれませんが、その時代のものが30年以上も残っているようなら、もっと古いものも混じっているはずです。日本の海岸の多くはその時代以降、大規模に埋め立てられてしまったのですから。 このような場所は、いわば無料の「骨董市」が開かれているようなものです。干潟の片隅や河口周辺に多いようです。多くは昔の生活ゴミですから、人の住まない景色の美しい海岸より、集落近くのゴミゴミした場所を探しましょう。川なら、川に下りる階段に近い場所、岸近くの土が現れている場所、もしも石垣や石の階段が残っているようなら確率が高くなります。浅瀬の中に陶片が多いケースもあります。 古い陶片はどこにでもありますが、このような「骨董市」が開かれている海岸や川があれば、まずそこから歩いてみましょう。海岸はスニーカーでも歩ける場合もありますが、干潟は泥が深い場合もありますので、ゴム長靴が無難です。川の場合、川床は見かけより泥が深かいことがあります。様子がわからない場合は片足ずつ移動します。もちろんこんな場合、ゴム長靴が無ければ動きがとれません。 #
by 10hen-kiso
| 2007-08-28 01:08
| 陶片の探し方
2007年 06月 05日
それでは、「骨董市」が開かれている海岸や川の中から、古い陶片を探しますが、その前に基本となる陶片を一つ覚えておきましょう。
鮮やかな藍色の模様でびっしり埋まった陶片、これらは印判とか、型紙摺り、摺絵などと呼ばれ、主に明治時代を中心に、量産食器の花形だったものです。※1 骨董市やアンティーク雑誌でも、まだまだ安価で手に入るため、人気があるようです。 型紙摺りの器は武骨な感じがするほど頑丈で、作られて100年以上たつものが多いのに、近くの海岸、隣の川に、目立つ大きな破片で無造作に転がっています。まるで炊き込みご飯の具のように小さな破片で眠っています。 型紙摺りの陶片は特徴がはっきりしていているため、干潟にたった一つ小さな破片で落ちていても、初めてでも、すぐ見分けられると思います。非常にたくさんあるため、近くに良い海岸、川が少なくても集めることができます。骨董市では割れた近代皿や茶碗など無価値でしょうが、今のものとの違い、手仕事の良さは十分楽しめます。 そのうえ、海岸や川が開いてくれている「骨董市」では、その品揃えを調べるために使えます。陶片の目立つ、ガラス製品の多い場所を見つけたら、まず、この型紙摺り陶片がどの程度あるか見てください。 ※1 明治時代半ばになると、銅版転写という方法で印刷したものが現れ、次第に取って代わりますが、大正時代になっても型紙摺りタイプの器はまだたくさん作られ、ごく一部昭和のものさえ見つかっています。一番盛んに作られていたのが明治時代ということです。 ※2 型紙摺りの皿でも、この形の底でないものはあります。特にごく小さな皿は現代のものに似た形をしています。また、蛇の目凹型高台は大正時代にも作られていますし、一部は昭和のものにさえあります。ただ一番多いのは江戸後期~明治時代です。 #
by 10hen-kiso
| 2007-06-05 06:18
| 戦前の陶片
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